岡山市は18日、2018年度当初予算要求額を公表した。一般会計は17年度当初予算比2・2%増の3213億0300万円、特別会計は同7%減の1794億4000万円、事業会計は同1・9%減の721億4100万円。今後、国の予算や地方財政対策などの状況を踏まえ、政策的経費を中心に十分な検討を行い、予算案を決める。
注目予算は、本庁舎等整備事業基本構想策定業務費1700万円、吉備線LRT基本計画案作成費1500万円、主要駅周辺地区バリアフリー基本構想策定費450万円、岡山城主要部の市有地(旧NHK岡山放送会館跡地、市民会館跡地、旧内山下小学校跡地)調査費700万円、中消防署旭東出張所を中区倉田地内に新築移転するための地質調査、実施設計、用地購入等経費8122万円などを要求している。
主な建設関連の事業要求額は次の通り(単位・万円)。
▽空港南産業団地整備事業3億8200▽まちなかの魅力や賑わいをつなぐ公共交通の利便性の向上(路面電車の乗り入れ)2億2200▽市街地再開発事業の推進13億8800▽岡山西部総合公園(仮称)整備事業15億▽地域公共交通網形成計画策定事業500▽鉄道の利用環境改善(吉備線LRT化)1500▽バリアフリー基本構想の策定事業500▽道路ネットワークの充実・強化41億4500▽斎場整備事業20億4800▽岡山城の魅力アップ1億0300▽史跡保存整備事業2億3000▽私立保育所の施設整備14億2300▽最適化に向けた施設整備・幼保一体化の推進23億7800▽下水道・河川による浸水対策事業12億2000▽浸水対策特別事業1億7600▽市場耐震改修整備事業2億4400▽橋梁長寿命化対策・耐震補強事業12億1000▽用水路等安全対策事業3億4100▽水道施設・管路耐震化等更新事業73億5000▽下水道施設の再構築(リノベーション)事業35億0500▽下水道施設の耐震化対策の推進7億6400▽本庁舎等整備事業1700▽緊急情報伝達手段の整備事業4000▽下水道未普及対策推進事業52億4900▽合併処理浄化槽設置補助金事業4億3200▽し尿処理施設の整備・効率化12億1900
「提供:建通新聞社」