全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　新潟県は１７日、「１７年度新潟県建設業新分野進出優良事業」の表彰式を県庁で開き、中越興業（長岡市　細川恭一代表取締役社長）による「雪国仕様の植物工場での安全な野菜栽培」が選ばれ、美寺寿人土木部長が賞状を手渡した。
　冒頭、美寺部長は日ごろの安全安心な地域社会の担い手としての活躍に感謝を示した上で「建設業が発展していけるよう、収益性や人材確保に取り組んでいく」とし、地域経済の活性化・雇用維持に貢献している野菜栽培事業を称賛した。
　細川社長は「農家離れが進む中、野菜栽培は私の夢でもあった。やり始めて良かった」と喜びを語る一方、稼働までに多くの課題があったことを振り返った。また、今後の展開については「雇用の面で少しでも地域に貢献できたし、建設業のイメージアップにもつながったのかなと思う。もっと地域に貢献していくために生産・販売能力を上げ、県外にも出荷していきたい」と語り、社会資本とともに食においても地域の安全安心を守っていくことへ意気込みを示した。
　植物工場は、長岡市深沢町地内に大型ビニールハウスを設置し、野菜の水耕栽培を行っており、同社が設立したグリーンズプラント中越が生産・販売を手がけている。
　今表彰は１３年度から始まり、今回を含め１１社が受賞している。