国土交通省岐阜国道事務所は、東海環状自動車道の整備で、高富インターチェンジ(IC)〜大野・神戸IC区間の事業を加速する可能性が出てきた。12月に国交省から2018年度予算の大臣折衝の結果で24年度に供用見込みとの発表があったためだ。
高富IC〜大野・神戸ICは19・2`の区間。高富IC〜岐阜ICの6・1`区間では、岐阜IC付近で仮設運搬道路などを整備した程度で、ほとんどが未整備区間。用地取得を進め、現在、岐阜山県第1トンネルの入札手続きを行っている。岐阜IC〜糸貫ICの6・3`区間は用地取得中。将来的にトンネルを2本整備する。
糸貫IC〜大野・神戸ICの6・8`区間は、本巣PA付近の造成や大野・神戸IC付近を流れる根尾川に下部工を整備している。今後、下部工を加速させる。
大野・神戸IC〜大垣西ICは、18年度に上部工(契約済み)をメインに整備し、床版まで完了すれば、NEXCO中日本がその後整備する。19年度開通予定。
また、関広見IC〜高富ICについても同様で上部工をメインに整備するとともにトンネル工事(広見トンネル、岐阜山県トンネル)を進めている。19年度開通予定。
提供:建通新聞社(2018/01/16)