新潟県は15日、新・総合計画策定検討委員会(座長・若杉隆平新潟県立大学理事長・学長)の第7回会議を開き、新総合計画「にいがた未来創造プラン」(案)を取りまとめた。終了後、若杉座長が知事室を訪れ、米山隆一知事に計画案を策定したことを報告した。
今後の県政運営における総合的・基本的な指針としてあらゆる計画やビジョンの基本となる最上位の行政計画。計画期間は17年度から24年度までの8カ年。米山知事と面会した若杉座長は「県の目指す姿として5つの将来像を盛り込んだ。政策による具体化を期待している」と語り、計画案を手渡した。米山知事は「全力で実行に取り組みたい」と応じ、感謝の言葉を述べるとともに約1年間にわたる策定作業の労をねぎらった。若杉座長は「基礎と課題を精査することが重要な仕事だった。密度の濃い審議が出来た」とこれまでの経過を振り返った。
新総合計画の基本理念は「命と暮らしが守られ、一人一人が未来への希望を持って自らの幸福を実現できる新潟県を創る〜現在と未来への責任を果たす県づくり〜」。将来像として「健やかに伸び伸びと共に暮らせる新潟」「安全に安心して暮らせる新潟」「活力のある産業と働きやすい新潟」「魅力と賑わいのある新潟」「学びやすく、成長・活躍できる新潟」の5つを定めた。