徳島県は、耐震診断から耐震改修まで一貫して実施できる優良な事業所を「県木造住宅耐震スーパーバイザー(耐震スーパーバイザー)」として認定する県独自の制度を創設。認定を希望する事業所を15日から2月15日まで募集する。2月中に申請事項の審査を行い、3月に決定し、県ホームページ(HP)等で公表する。
耐震診断から耐震改修まで一貫して実施できる徳島ならではの優良な事業所を紹介し、木造住宅の耐震化を一層促進するのが狙い。認定を受けた事業所は県から優良な事業所として紹介される一方で▽県民への誠意を持った良心的な対応▽県産材利用などエシカル消費に視点をおいた工法の採用▽耐震診断・耐震改修工事の概算見積書の作成・提出▽県が指定する講習会・事例報告会等での事例報告▽耐震改修等の実績が年間5件以上−といった義務が課せられる。
耐震診断員と耐震改修施工者が所属する形になれば単独(工務店)、共同(例えば建築士事務所と工務店との2者JV)での応募が可能で、単独の場合は、耐震診断が実施でき、2016年度または17年度のいずれかの年度で、耐震改修等の実績が5件以上。共同の場合は16年度または17年度のいずれかの年度で、耐震診断の実績が合わせて10件以上かつ耐震改修等の実績が合わせて2件以上−の各資格条件となっている。
申請書類は、認定申請書兼実績報告書(様式第1号)、PRシート(様式第2号)で郵送可(期間内必着)。書類は県の「まったなし住まいの耐震化」のHPからダウンロードできる。申し込み・問い合わせ先は住宅課建築指導室・耐震化担当 電話088(621)2613、2598。
提供:建通新聞社