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建通新聞社(神奈川)
2018/01/16

【神奈川】横浜市 金沢自然公園・動物園の一部再整備

 横浜市環境創造局は金沢自然公園・金沢動物園のセンターゾーンの再整備に向けて2017年度内に基本計画を策定する。既往プラン(金沢動物園再生基本計画、09年)をベースに来園者の利便性や園の魅力を高める再整備内容を具体化し、18年度以降の設計に備える。景デザイン研究所(横浜市旭区)への業務委託を通じて策定作業を進める。
 金沢自然公園は金沢区釜利谷東5丁目の丘陵地帯にある面積57・8fの広域公園(1982年3月公開、92年10月全面完成)。東側13・6fの植物区と西側12・8fの動物区などで構成し、動物区の「金沢動物園」にユーラシア・アフリカ・アメリカ・オセアニアの草食動物などを展示している。
 ウオーキングスルー式の生態展示整備などを掲げた既往プランを踏まえ、まずオセアニアのゾーンに全面改修を施して16年4月にオオカンガルーの展示場などをオープンさせた。
 基本計画の対象となるセンターエリアは、植物区東端の高速側駐車場付近から西に向かって動物園の入り口周辺に至る一帯。公園・動物園の「顔」となる場所で、公園のメインゲートである「にこにこプラザ」(平屋90平方b)やレストラン・売店などを収めた「ののはな館」(2階建て延べ床面積2379平方b)、動物園券売所(平屋63平方b)、植物区と動物区をつなぐ「なかよしトンネル」といった施設がある。
 既往プランでは最新の環境教育や情報交換・発信の場(交流ゾーン)、身近な森の面白さや自然の不思議を発見できる場(探検ゾーン)の一部とし、ののはな館を「エコ森交流センター」にリニューアルすることも想定。これらをベースに、委託業務の中で利便性や園の魅力を高めて来園者がより楽しめるような再整備の内容を考え、設計・工事の期間と事業費を含めた基本計画を立案していく。3月30日を期限に業務成果品を納めてもらう。

提供:建通新聞社