建設新聞社
2018/01/15
【東北・宮城】33.8億で三井住友建設が落札/宮城県亘理町の役場庁舎・保健福祉C新築
宮城県亘理町は12日、一体整備する役場庁舎と保健福祉センターの新築に向けて設備一括の建設工事として条件付き一般競争入札を行い、1落の33億8000万円で三井住友建設が落札した。1月30日開会予定の臨時議会で承認後に本契約を結ぶ。
入札には同社のほか、竹中工務店、奥村組、大豊建設、錢高組、ピーエス三菱、加賀田組、橋本店、阿部建設が応札。予定価格は39億0280万円だった。
今回の工事は、東日本大震災で被災した役場庁舎の移転新築と併せて保健福祉センターを一体的に整備するもので、建設場所は震災以前から公共施設の集約場所として確保していた悠里1地内の公共ゾーン約12・7f。
施設規模は役場庁舎がRC造3階建て、延べ6974・58平方b、保健福祉センターがRC造平屋建て、延べ2671・08平方b、外部倉庫1・2および車庫がS造平屋建て、延べ829・17平方b、大庇がS造、建築面積971・58平方b、工事内容はこれらの施設の建築、電気設備、機械設備、昇降機設備工事一式。
内部構成は役場庁舎1階に町民交流スペースや福祉関連の各課、2階には町長室や企画財政課、都市建設課など、3階は教育関連の各課、議場などを配置し、災害時には防災拠点となるため屋上にヘリコプターがホバリングできる緊急救助スペース、自家発電装置を設ける。
工期は議会議決後から2019年9月30日まで。設計は三菱地所設計・楠山設計JVが担当した。
提供:建設新聞社