日本工業経済新聞社(群馬)
2018/01/12
【群馬】若手技術者の技術力向上を目的にワークショップ
県県土整備部は11日、県館林土木事務所で若手技術者の技術力向上などを目的とした受発注者間でのワークショップを実施した。当日は実際に県が発注した案件を例に、受注者を交えて事業目的などを明確にする目標すりあわせシートを作成。これをもとに適正な作業日数を視える化した工程表を作成し、完成までの管理を行っていく。
ワークショップには館林土木事務所の技術者と坂田建設(邑楽町)、小曽根建設(館林市)の技術者が参加。2つの班に分かれ、護岸工と道路改良工のそれぞれに関する目標すりあわせシートを作成した。シートには参加者からあがった工事の目的や工程を左右するリスク、段取りなど記載。受発注者間で情報を共有し、工事を円滑に進めるための工程を確認した。
シートの作成後にはグレス工程支援システムを活用した視える化工程表を作成。これをもとに事業完成までの工程管理を実施していく。
2017年度中には県安中土木事務所で同様の企画を実施する予定。18年度以降も他の出先事務所で実施を予定している。