大成建設北信越支店(西岡巌支店長)は11日、18年安全徹底大会を新潟市中央区のホテルオークラ新潟で開き、約350人の参加者は無事故、無災害に向けてさらなる結束を図った。
会に先立ち、西岡支店長は建設業界が変革を迫られているとした上で「一歩踏み込んだ安全管理改革で重篤な災害につながらないよう、ダブルセーフティと指差呼称をお願いしたい」と重ねて訴えた。17年の休業災害は2件発生、死亡災害は13年間ゼロだと報告し「我々は安心、安全、利便性、快適性を向上させるやりがいある産業」と強調。その一方で、担い手不足の課題に触れ「安心して働ける産業にしなければいけない」と決意を新たにした。
その後、来賓で新潟労働基準監督署の長谷川文雄署長が災害発生状況を説明するとともに、「高所からの墜落・転落、重機関係、交通事故が目に付く」と指摘。加えて「休日の増加、時間外労働を削減し死亡災害をゼロにしてほしい」と話した。引き続き、北野俊執行役員安全本部長が「我々は世のため人のために圧倒的な仕事をしている。気持ちを1つにして胸を張ろう。プロとして事故を発生させることは恥ずかしい」と語った。北信越支店安全・環境部の伊藤澗部長は安全衛生管理方針を説明し、森田浩三建築部長、山村学土木部長がそれぞれ所信表明。また、安全衛生環境協力会の塩谷雄一(塩谷建設会長)会長が力強く安全宣言を行った。