岐阜県清流の国推進部は、ホッケーやフットサルなどに使う球技場のグリーンスタジアム(各務原市下切町6ノ1ノ4)の再整備を計画している。人工芝の全面張り替えや付属棟を建設する予定で、4月に設計を委託する。工事はいずれも2019年度の発注となりそうだ。
同施設の人工芝張り替え面積は、コート2面で1万4098平方bとなっている。前回張り替えてから10年以上が経過しており、耐用年数が迫っている。
また、同施設は20年の東京五輪・パラリンピックを見据えた海外チームの合宿練習場所として古田知事が誘致を進めている。そこで五輪仕様のグローバル規格の芝に張りかえるが、東京五輪で使用する芝の規格が公表されていないため、公表後に同じ規格の芝に決定する予定だ。グローバル規格の人工芝に関しては、扱う企業が限られているため決まっているという。
人工芝を設置する企業は入札で委託する方針だ。
一方、新たに建設する付属棟の規模は、鉄骨造平屋782平方bを予定している。メインスタジアムの北側にあるいこいの広場約1200平方bの敷地に建てる。
ジムトレーニングルームや会議室の他、コンディショニングルーム、シャワールーム、アイシングのための浴槽、酸素カプセルなどを設置する。
県は五輪・パラリンピックに出場する海外チームの事前合宿の誘致を14年から進めており、県内では、下呂市と高山市をまたがる飛騨御嶽高地トレーニングエリアにフランスとイギリスの陸上選手が事前合宿することが決まっている。
提供:建通新聞社(2018/01/11)