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日本工業経済新聞社(茨城)
2018/01/10

【茨城】東海村が来年度から3期工事/阿漕ヶ浦公園の再整備事業

 東海村都市整備課では、阿漕ヶ浦公園(村松141―3)の再整備事業に2016年度から取り組んでいる。本年度内にホッケー場や多目的広場の整備が完了する予定で、18年度には遊戯広場へ遊具を設置するとともに、園路や管理用通路、進入路の整備も進めていく計画だ。
 阿漕ヶ浦公園は、19年の茨城国体においてホッケー競技の会場となることもあり整備を推進している。16年度に第1期工事としてホッケー場の人工芝化や防球ネットの設置、本年度の第2期工事では多目的広場や園路、管理用通路の整備、ホッケー場の夜間照明設置を実施。
 18年度に予定する第3期工事としては、遊戯広場にシンボリックな複合遊具や健康器具を設置することで三世代交流の場を提供する。現遊具は健全度調査の結果から撤去する予定。また、現況樹木は木陰創出に効果があるもの以外は間伐し、遊具が周辺から目視できるような環境とする。
 加えて、園路や管理用通路、進入道路も整備する。園路と管理用通路はグラウンドや多目的広場に近い箇所ではすでに工事に取り組んでおり、18年度は主に遊戯広場周辺で整備を進める。
 園路は、サクラの根の影響で周辺の舗装の平坦性が維持できないため緑地帯と分離して整備。
 管理用通路は周辺構想における阿漕ヶ浦横断歩道橋や水際園路の取り付けを考えて、ホッケー場東側の園路を幅員5mの道路に改修するもの。
 進入道路については歩道のインターロッキングを撤去し、歩行性に優れた舗装材へ更新する。サクラ並木は維持する。
 また、第4期工事としてアクセス道路の整備も計画している。現在のアクセス道路は駐車場の通路を兼用しているため公園利用者と国道245号への通過車両が錯綜している。茨城国体終了後に公園周辺の村道拡幅や駐車場と併せて整備を予定している。
 そのほかの事業としては、一部取得済みの土地を利用した散策路や阿漕ヶ浦に架かる歩道橋、水際園路の整備などを計画しているが、具体的なスケジュールは現段階では未定。