総合資格学院福井校(大地直也学校長)は8日、17年度の建築士および宅地建物取引士の試験合格者を招いた祝賀会を盛大に開催した。合格者たちは講師と職員とともに労をねぎらい栄誉をたたえ合い、今後いっそうの活躍を誓った。福井市大手3丁目のザ・グランユアーズフクイで。
冒頭、岸隆司学院長のビデオメッセージが披露され「全国の1級建築士試験ではストレート合格者の1564人中、学院現役合格者は1105人で占有率は7割以上。過去最高の実績を上げることができた」と強調。次年度は8割以上を目指して講習システムをさらに改善し、指導体制を強化していく決意が示された。建築家の伊東豊雄氏も同学院の講習内容のクオリティを高く評価してエールを送った。
壇上では、まず福井校を代表して森紀之課長が挨拶。合格者に寸暇を惜しんで学習を続けた姿勢に敬意を表し「次年度は建築士試験のストレート合格に一層こだわり、教材・講習システムのさらなる改善と指導体制を強化。宅地建物取引士、建築施工・土木施工管理技士、インテリアコーディネーターの各種試験も含め、より多くの合格者を輩出できるよう努めたい」と力強く抱負を述べた。併せて県建築士会への入会金と初年度の年会費をプレゼントする社会貢献策もアピールした。
歌門敬二福井県建築士会会長が今後の資格磨きに期待し来賓祝辞し、多田哲則講師(2級製図担当)が目標設定の意義を交え祝辞。乾杯後は各テーブルごと懇親の輪を広めた。1級建築士合格の谷川清澄さんは壇上代表挨拶もし「受講生同士、仲間意識を高めた」点を勝因にあげ、等しく1級建築士合格の野倉勇樹さんは「建物規模の大小を問わず、すべてに責任を果たしていきたい」と意欲的に話した。2級建築士合格の前川洋輝さんは「先生や職員さんが親身になってくれた」ことに改めて深く感謝した。