小松市は、老朽化が著しい市営木曽町住宅(安宅町地内)の建て替えについて、近く第1期工事を一般競争入札で公告する。2工区で建築、電気設備、機械設備の6分割で発注する予定。募集対象は、数社による共同企業体(JV)となる見通しだ。3月議会での請負契約承認を目指す。
第1期工事では、W造2階建て6棟で、一般世帯と高齢者世帯の住宅60戸(2DK30戸、2LDK24戸、3LDK6戸)を整備する。18年度末までに完成させ、引っ越し・入居を開始する予定。基本・実施設計は山岸建築設計事務所(金沢市)が担当している。
全体計画によると、建て替えの対象となる施設は、1961(昭和36)年度〜64年度に建設。築後50年超が経過し、老朽化が進んでいる。このため、既存施設の西側隣接地において、W造低層2階建てで全80戸を2期に分けて整備する。
木曽町住宅の建て替えについては、バリアフリーに配慮するほか、連動型の火災報知機も導入し、安全面に万全を期す構えだ。18年度以降、敷地内でシニア世代や若者、子育て世代の触れ合う場となる交流広場や駐車場を整備する。
6月補正予算に3億2750万円を計上するとともに、18年度までの債務負担行為として限度額5億4000万円を設定している。