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建通新聞社(神奈川)
2018/01/10

【神奈川】相鉄鶴ケ峰周辺連立は地下方式、約740億

 横浜市は1月9日、相模鉄道本線・鶴ケ峰駅付近(旭区)の連続立体交差事業で構造形式を地下方式にすると発表した。周辺まちづくりへの寄与や経済性などを総合的に評価して選んだ。2018年度に国の着工準備採択を得て、22年度までの5カ年で環境影響評価(アセス)や都市計画、事業認可などの手続きを進める。概算事業費約740億円。23〜33年度の工事実施を想定している。
 鶴ケ峰駅付近の連立事業(旭区西川島町〜本村町地内)は、西谷駅の西側に位置する都市計画道路・鴨居上飯田線との交差部付近から、鶴ケ峰駅(相対式ホーム2面2線・橋上駅舎)を経て二俣川駅の東側に至る延長約2・7`の区間で計画。区間内の踏切10カ所のうち5カ所が「開かずの踏切」のため、踏切安全対策実施計画(16年3月策定)で「最も優先的に連続立体交差の事業化を検討」する区間に選ばれている。
 16年度に相鉄と調査設計協定を締結。相鉄が復建エンジニアリング(横浜事務所、横浜市磯子区)に委託したコンサルタント業務を通じて▽測量▽地質調査▽設計―などを17年度までの2カ年で実施する中で、構造形式を「高架」にするか「地下」にするかの検討を進めていた。
 また市は今回の連立事業に関連して、17〜18年度の2カ年で鶴ケ峰駅北口地区のまちづくり構想を立案する。駅前の再開発検討エリアを含む約8fの範囲で将来像を考え、まちづくりの区域・手法などを整理していく。玉野総合コンサルタント(神奈川事務所、横浜市中区)が業務を担当。地下方式とした連立事業の計画を基に、17年度内に素案を固める見通しだ。

提供:建通新聞社