建設新聞社
2018/01/09
【東北・福島】112億で前田JVが落札/双葉町特定復興再生拠点の解体・除染
環境省福島地方環境事務所は、12月20日開札の「双葉町特定復興再生拠点区域被災建物等解体撤去等及び除染等工事その2」を112億円で前田建設工業・鴻池組・田中建設JVに決定した。
落札方式はWTO標準型・施工体制確認型総合評価。同JVのみが応札し、評価値は1・61だった。
この工事は、福島県双葉町から申請があった特定復興再生拠点区域復興再生計画に基づき、区域内において建物解体、除染等を実施するもの。同区域2件目の発注となる今回は、国道6号沿線で双葉厚生病院などがあるエリアを対象とする。
解体工事は全640件延べ17万3664平方bが対象で、構造別の主な内容はW造11万3120平方b、S造1万3088平方b、RC造2848平方b、ブロック塀1万1328平方bなどとなっている。
一方、除染工事は、住宅地等(屋根4万1904平方b、庭等25万9335平方bほか)、学校(グラウンド等5万1735平方bほか)、大型施設(グラウンド等3万7559平方bほか)、道路(舗装道路7万9902平方bほか)等で堆積物の除去を行う。工期は8月31日まで。
提供:建設新聞社