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鹿児島建設新聞
2018/01/17

【鹿児島】東九州自動車道整備/来年度以降、167億円投入

 国土交通省九州地方整備局は、東九州自動車(志布志〜末吉財部)の整備で2018年度以降の残事業費が167億5400万円に上ることを明らかにした。(仮称)志布志ICから鹿屋串良JTC間は20年度が開通の見通し。また、事業費の見直しは80億円を追加する。16年度末進捗は事業費ベースで約83%、用地進捗率は約99%となっている。
 残事業費の内訳をみると、改良費(86億3500万円)のうち、土工(359万2630m3)は11億1400万円、軟弱地盤改良工(2万7649m3)は10億6900万円、法面工(85万9408m2)は20億4900万円、排水工(8万6811m)は12億1500万円−など。
 このほか、橋梁費は8億9200万円、IC・JCT費は9億5900万円(志布志ICと大崎IC)、舗装費は27億7000万円、付帯施設費(標識工、防護柵工、道路照明外)は17億3400万円、地質調査や測量設計を含む予備費等は16億1400万円。
 事業費の増加要因は、道路土工構造物基準が東日本大震災の被災状況等を踏まえ改定されたことによる。その結果、11カ所で軟弱地盤対策が必要となったため54億円。また、切土発生土の盛土材への流用で、基準値に満たないものがあるため、不良土と購入土を攪拌(かくはん)混合による改良で20億円。さらに、川久保遺跡の下層確認調査で新たに3層の包含層を確認したことに伴い、追加調査に6億円が必要となった。
 なお、(仮称)志布志IC〜鹿屋串良JCT間(19.2km)は、用地買収や埋蔵文化財調査等に一定のめどがついたことから、20年度までに開通できる見通しとなった。区間内には大崎ICのほかに、地域活性化ICとして、ハーフ形式の志布志有明ICも設置される。

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