四日市市は、海蔵小学校の全面改築を計画しており、既存校舎の解体を含む建築工事を2018年3月ごろに公告する。6月議会で事業承認を受け、7月に解体工事に着手する予定。また、プレハブ仮校舎についても建築工事と同時期に公告する予定。電気や機械などの設備工事は18年度に公告する予定で、設備についても1億5000万円を超える場合は同様に議会承認を受ける。
計画では、特別教室棟と体育館を除き本校舎を解体して同一場所に新校舎を建設する。また、既存施設では特別教室棟に普通教室5室が入っている他、本校舎に特別教室が入っていることから、教室の機能をまとめるため、特別教室棟は内部改修を行う。
規模は新校舎が鉄筋コンクリート造4階建て延べ約5800平方bで、普通教室や昇降口、職員室、会議室、給食室、エレベーターなどを備える他、鉄骨造3階建てと平屋の渡り廊下を整備する。改修する特別教室棟は鉄筋コンクリート造3階建て延べ2200平方b。解体の対象となる施設は、本校舎が鉄筋コンクリート造3階建て延べ3200平方b、給食調理場が鉄骨造平屋230平方b、渡り廊下2カ所となっている。
既存校舎を18年7月から10月で解体し、11月から19年12月までの期間で新校舎を建設する。所在地は東阿倉川578ノ1。基本・実施設計は都市環境設計三重事務所(津市)が担当した。
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建通新聞社