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北陸工業新聞社
2018/01/05

【新潟】JA厚生連/計画工事費は99億2900万円/村上総合病院移転新築事業

 JA新潟厚生連(新潟市中央区 菊池正緒代表理事理事長)は、村上総合病院移転新築事業の工事費に99億2900万円を見込んでいることが、4日までに分かった。
 全体事業費は132億2800万円。工事費には用地および補償費を含んでおり、18年度以降に99億1800万円を投じる計画だ。設計管理料は2億3300万円で、年割額は17年度が5800万円、18年度以降が1億7500万円。このほか、器械備品費は29億7000万円、その他関連費用は9600万円と見込む。また、財源をみると、自己資金10億6200万円、出資金1億6700万円、借入金96億9000万円であり、補助金(協議中)は23億900万円としている。
 村上駅西側で計画している病院棟の規模はRC造5階、塔屋2階建て延べ約2万1491平方メートル(建築面積6682平方メートル)で、1階が外来診療、医事課、受付など、2階が手術室、透析室、リハビリ室など、3階が病床60床、管理部門などとなり、4、5階は病棟でそれぞれ103床、100床。また、塔屋1階は機械置場で、同2階にはヘリポートを整備。施工に当たっては、低騒音型、排出ガス対策型の建設機械を用いて環境保全に努める方針だ。
 このほか、ボイラーや発電機などが置かれるエネルギー棟はRC造2階建て延べ833平方メートル、車庫はS造平屋建て延べ80平方メートル。全体の敷地面積は約3万2000平方メートルで、駐車場および通路は1万7235平方メートル(自動車543台分)。また、洪水調整池の用地は2795平方メートルで、1500立方メートルを貯留できる規模とする。
 今後、4月にも用地取得に着手し、10月の着工、20年10月の開院を目指している。
 設計は石本建築事務所(東京都)が担当。

hokuriku