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北陸工業新聞社
2017/12/28

【福井】首長インタビュー/インフラの老朽化対策/内藤俊三越前町長(下)/日常のパトロールを徹底して/塩害対策には理解十分

 ■補修・保全は(新築と比較し)地味な作業ではありますが。
 町長 補修すべきところはしなければいけない。これまでも計画的に実施している。特に海岸線にある施設は、塩害による劣化が著しく、そのスピードも速い。施設の長寿命化を図る意味からも、計画的な補修・保全は大切。
 ■日常ふだんのパトロール体制は?
 町長 日頃から職員による現場のパトロールは充実させてはいるが、今回の台風21号では、心配した大きな災害がなく安堵している。
 ■技術系の職員さんが少ないと聞きますが。
 町長 職員は一般行政職員として採用しており、技術職員としての採用はこれまでにない。技術的なところは、ある程度外部委託が可能。これからも職員の数を削減していかなければならない。しかし福祉分野では町民生活に直結する分、資格を有する専門的な職員が必要で、どうしても削減に限界がある。職員数については、それぞれの分野でのバランスを考えていきたい。

【越前町公共施設等総合管理計画】
 この基本方針に基づき公共施設等の管理には各施設管理者に対し、計画の実効性を確保することが不可欠。各施設管理者の連携による情報の共有や維持管理等の方針を適宜確認する体制を整備し、同計画を着実に推進する。また16年度末までに整備する固定資産台帳により、一元的な固定資産情報の把握が可能となるため、職員一人ひとりが公共施設等の管理にかかる問題意識を持ち、行政運営に臨むことができるよう庁内での研修等に取り組む。
 さらに同計画は、固定資産台帳の整備により把握可能な公共施設等の建設後の経過年数や維持管理コスト、利用率、使用料収入など情報をベースとし適宜見直しを行う。各課では所管する公共施設等について個別に定める計画・方針など個別の計画など策定状況やそれらに基づく管理事業の進ちょくなど定期的に情報共有を図る。

hokuriku