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北陸工業新聞社
2017/12/27

【石川】初弾、1号棟の着工目指す/鶴ケ丘県営住宅建設工事/来年度予算確保を要望/県建築住宅課

 石川県土木部建築住宅課は、県営住宅建設事業「鶴ケ丘県営住宅建設工事」について、来年度から初弾となる1号棟(第1期)の本体着工を目指している。18年度国家予算編成に係る県重点要望事業に整備推進が盛り込まれ、必要な予算確保を求めている。
 老朽化が進行し、居住環境も低下した鶴ケ丘県営住宅(鶴ケ丘団地20、21号棟ほか8棟)は、内灘町鶴ケ丘5丁目の現在地で建て替える。
 建設規模はいずれもRC造3階建てで、延べ床面積は1号棟約2280平方メートル、2号棟約2270平方メートル、3号棟約1540平方メートル、4号棟約1390平方メートル。居住性能の向上に併せ、高齢化社会に対応したバリアフリーの推進や、地域景観との調和も図っていく。
 収容戸数は全120戸(間取/1LDK、2LDK、3LDK)。1号棟には39戸、2号棟に36戸、3号棟に24戸、4号棟に21戸を配す。
 18年度要望は、1号棟39戸のうち、27戸の整備分を対象とする。なお、1号棟の事業年度は18〜20年度が見込まれ、概算事業費は約10億円。
 基本設計は大屋設計(金沢市泉本町)、20・21号棟解体実施設計はオオハタ建築研究所(同市直江北)が担当。
 昭和40年代に建設された鶴ケ丘団地10棟、268戸の建て替えに際し、県では既存敷地の一角に集合住宅4棟を新築するほか、建て替え対象の一部は白帆台ニュータウン(同町白帆台2丁目)に移転整備。「(仮称)白帆台県営住宅建設工事(第1期)」(概要/木造戸建て15棟、30戸)は先月、着工した。18年度要望において、第1期分の整備促進を求めた。

hokuriku