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建通新聞社
2017/12/27

【大阪】国営初 明石海峡公園でPark―PFI

国土交通省国営明石海峡公園事務所は、明石海峡公園・淡路地区海岸ゾーンにカフェなどの収益施設を整備する計画で、公募設置管理制度(Park―PFI)に関する民間事業者へのサウンディング調査を行う。事前説明会を2018年1月12日午前10時30分から、現地説明会を同午後1時から開催(1月10日までに参加申し込みが必要)。同月26日までサウンディング調査へのエントリーを受け付ける。Park―PFI活用は国営公園初の試み。
 対象区域は、未開園区域を含む明石海峡公園の淡路地区海岸ゾーンのうち、シースケープ・ラウンジ(兵庫県淡路市夢舞台)約2・9f。同区域については、統一感のあるデザインで洗練された質の高い空間を整備。併せて、隣接地区と一体的に、海辺の開放的な空間を活かしたレクリエーションの場を形成しながら、海辺の展望をテーマとしたレストラン・カフェ、物販や体験型サービスを提供する便益施設などの整備・維持管理・運営を民間活力により具体化する方針が示されている。
 今回のサウンディング調査は、Park―PFIにより想定する事業内容の市場性の有無や事業フレームに対する民間事業者の意向を事前に把握し、参入しやすい公募条件や実現性の高い事業内容を検討。今後予定している事業の公募内容に反映していく。
 調査では企画提案書の提出を求め、2月下旬〜3月上旬に個別対話を実施。3月下旬に調査結果を可能な範囲で公表する。
 Park―PFI制度は、飲食店や売店といった公園利用者の利便性向上に資する公募対象公園施設の設置と、これにより生まれる収益を活用して、その周辺の園路や広場など、一般に利用できる特定公園施設の整備・改修などを一体的に行う者を、公募により選定する仕組み。