浜松市は、新たな市民文化創造拠点施設完成までの代替として北区新都田に建設する市民音楽ホールについて、プロポーザル方式で建築・設備設計の委託先を決めるため要項などを公告した。参加表明書の提出期限は2018年1月15日。12月28日まで参加表明書提出手続きに関する質問を受け付ける。参加表明書を提出した事業者のうち、市が選定した評価の合計点が高い4者から技術提案書を受け付ける。受付期間は18年1月24日から18年2月13日。その後ヒアリングを実施し、18年3月1日に事業者を決める予定。委託予定額は1億3500万円(税込み)。
単体企業か共同企業体が参加可能。単体企業の参加資格は、17・18年度浜松市の建築関係コンサルタントの競争入札参加資格認定を受け、建築一式工事の競争入札参加資格認定を受けていない者。一級建築士事務所登録し5人以上の一級建築士を雇用、プロセニア型舞台を持つ固定席1000席以上延べ床面積5000平方b以上の劇場・ホール施設の新築・改築基本設計または実施設計の実績なども条件となる。
共同企業体は構成員2者で、単体企業と同様の参加条件を満たす他、親会社が同じ子会社関係でない、一方の事業者の役員が構成員となる事業者の管財人を兼ねていない、出資比率の最小限度基準20%以上などが条件となる。構成員は単体企業または共同企業体の構成員になることはできない。
市民音楽ホールは、鉄骨造または鉄骨一部鉄筋コンクリート造を想定。延べ床面積約5700平方bの内部に1500席程度を収容するホールと楽屋、リハーサル室、多目的室、ホワイエなどを設ける計画。450台以上を収容する駐車場や大型バスが駐停車できるロータリーも確保する。工事費は、本体工事として約37億円を見込む。建設候補地は都田センター用地(北区新都田3ノ2)。
建設方針として、「シンプルで使いやすい」「ライフサイクルコスト縮減」「短期間整備、早期オープンが可能」を掲げ、19年1月納期で建築・設備設計を進める。同年6月に建設工事に着手し、20年9月の完成を目指す。
提供:建通新聞社
(2017/12/27)
建通新聞社 静岡支社