富山大学は25日、富山市五福地内「富山大学(五福)都市デザイン学部実験・実習棟新営工事」を、設計・施工一括の一般競争入札(総合評価方式)で公告した。
18年1月12日まで申請書を受け付け、29日に開札する。参加資格は、建築A・B等級、設計・コンサルティング業務(建築関係設計・施工管理業務)の認定を受けた単体有資格者または工事を担う代表者、設計を担う分担者の2者で構成する設計施工共同企業体。
建設規模はS造2階建て延べ約2320平方メートル。設備は、電気設備(受変電、電灯、動力、電話・放送・情報、防災等)、機械設備(空調・換気、衛生器具、給排水、給湯、消火、都市ガス等)一式。五福キャンパス構内第2グラウンドの総合教育研究棟(工学系)に隣接して新築し、地盤工学やコンクリート、水理工学、構造力学、測量の実験室などが入る。工期については19年1月25日まで。
都市デザイン学部は、9番目の学部として18年4月に開設する。理学部や工学部の既存施設を活用するほか、共通講義棟の改修も進める。▽自然災害の予測やリスク管理などを学ぶ「地球システム科学科」▽土木技術の基礎、都市と交通の創造などを学ぶ「都市・交通デザイン学科」▽社会基盤材料の開発などを学ぶ「材料デザイン工学科」―の3学科構成で、定員は140名。