愛知県建設部は、国道247号の碧南高浜拡幅事業について、事業評価監視委員会から事業着手の了承を得た。2019年度の着工を目指し、調査・設計を進める。
国道247号は、名古屋市熱田区から豊橋市に至る延長173`の路線。同路線では現在、交差点を立体交差化する高浜立体事業を進めおり、17年度末に完成する予定。この高浜立体に続く南側の区間について、碧南高浜拡幅事業として4車線化を事業化することにした。
対象の区間は高浜市碧海町〜碧南市明石町。延長は2`。暫定2車線で供用している現道を4車線に拡幅する。幅員は18・25bとなる。
18年度に調査・設計を進め、19年度に着工する予定だ。工期は19〜24年度の6カ年をみている。用地はすでに確保しているため、用地買収は必要ない。
総事業費は16億円を想定している。内訳は工事費が15億5000万円、設計委託費などその他の費用が5000万円。
国道247号は、第1次緊急輸送道路に位置付けられており、防災上重要な路線でもある。今回の事業区間は、都市計画道路衣浦豊田線の一部にもなっており、伊勢湾岸自動車道と衣浦港を結ぶ。慢性的に渋滞しており、地元自治体や企業から早期整備の要望を受けていた。また周辺では、衣浦大橋の渋滞対策についても検討を進めている。
提供:建通新聞社