三重県桑名農政事務所は、蛎塚大溜池の堤体を対象に耐震補強を計画している。現在、設計や予算要望を進めており、順調なら2018年度に着工する方針。
計画では、桑名市蛎塚新田地内の農業用ため池蛎塚大溜池の堤体を対象に耐震補強を行う。堤体の規模は、堤長110b、堤高7・8b。貯水量は1万7000立方b。過年度に実施した耐震診断結果を基に、耐震化を図り豪雨時などの安全性を確保する。
設計はNTCコンサルタンツ三重営業所(津市)が担当しており、18年2月中旬に完了する予定。蛎塚大溜池の堤体は、民地家屋に隣接していることから、池の外側での堤体工が困難なため、設計の中で最適な施工に向けた工法を検討している。工事期間は18〜21年度の4カ年を予定。かんがい面積は12・7f。概算事業費は3億7500万円。
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建通新聞社