日本工業経済新聞社(埼玉)
2017/12/05
【埼玉】熊谷市が第2次環境基本計画を18年3月まとめ
熊谷市は、2018年度を初年度とする第2次環境基本計画を来年3月ごろにまとめる。17年度に終了する第1次計画の達成状況を確認し、環境条件の変化に対応した第2次計画を策定するもの。目標年度は9年後の27年度。
計画(案)による基本理念は@人類の存続基盤である良好な環境の継承推進A協働による環境負荷の少ない持続可能な社会の実現B環境に配慮した事業活動や日常生活。計画の対象範囲は▽地球環境=資源・エネルギー地球温暖化、オゾン層の破壊など▽自然環境=地形・地質、土壌、気象、水、緑、動植物など▽生活環境=大気、水質、土壌汚染、騒音・振動、悪臭、有害化学物質など▽快適環境=景観、公園・緑地、環境美化、交通、歴史・文化、道路、下水道など‐‐としている。
主な環境指標別の目標値は、全市の汚水処理率を16年度=75・1%に対し27年度=100%。下水道整備面積は16年度=1787haに対し27年度=1916haを掲げている。地下水質環境基準値達成度については16年度=93・1%に対し27年度=100%としている。 また、豊かな自然環境の保全・創造に向けた水環境の確保として、三面コンクリート護岸を見直し、多自然型護岸の整備推進を示した。さらに、保水・遊水機能をもつ農地の保全推進も盛り込んでいる。