日本工業経済新聞社(埼玉)
2017/12/05
【埼玉】荒川太郎右衛門で常設看板を広報WGと検討
荒川上流河川事務所は1日、上尾市コミュニティセンターで荒川太郎右衛門地区自然再生協議会の第26回維持管理・環境管理専門委員会を開催した。中池管理用通路の整備に際して設置する仮設看板に関して将来的な自然再生地の利用を見据えた記載内容にすべきとの考えで一致した。2018年度に設置工事を行う常設看板の内容などについては次回以降、広報ワーキンググループ(WG)と合同で検討する方向となっている。
自然再生地は荒川河口から約50〜54km区間の荒川河川敷旧流路周辺。北側から上池、中池、下池に分け、自然環境の保全・再生を目的とした湿地環境整備などを進めている。
施工中の中池管理用通路に設置する仮設看板は単管パイプや木材などにより製作し、管理用通路入り口2カ所と水辺の休憩場所に設置する方針。A0横(縦841mm×横1189mm)の大きさとし、中池管理用通路の整備趣旨・利用マナーを記載する方向となっている。
利用マナーについて、キャンプ・炊飯の禁止などが盛り込まれた案が示されたが、堂本泰章委員長は「自然と親しみ、多くの人に関心を持ってもらう観点で、炊飯などが許される空間があってもよいのではないか」と述べ、将来における自然再生地の利用を見据えた記載を求めた。
また、総合案内板などの常設看板に関しては次回以降の委員会において案を提示した上で、広報WGと合同で検討を進める方針を共有した。