敦賀市田結(たい)地区で計画される「敦賀市第2産業団地」の安全祈願祭が20日、現地で開催され、敦賀市や市議会議員、県や地元選出県議会議員、工事関係者ら約40人が参加した。
玉串奉奠など神事の後、あいさつに立った渕上隆信市長が立地環境や交通アクセスの良さを強調したうえで「本市活性化と地元雇用の安定確保を目指すため、優良企業を積極的に誘致したい」と抱負を述べた。また、施工者を代表して堀居組の堀居秀夫代表取締役社長が「敦賀港活性化を見据えた第2産業団地整備のため、当社の持てる技術の全てを傾け全力で取り組みたい」と意欲を示した。来賓として出席した原幸雄市議会議長、安倍暢宏県産業労働部長、石川与三吉県議が祝辞。
国道8号からアクセスが良好な田結地区約8・92ヘクタールの開発区域に、分譲地面積6・02ヘクタール規模で計画。設計はニッテックコンサル、施工は▽分譲地A造成工事=堀居組・森口建設・二光技建特定JV▽調整池盛土工事=塩浜工業▽外周道路工事=松山組▽作業用道路工事=中野建設―らが担当。
市によると、18年度は▽分譲地B造成工事(19年度継続)▽分譲地C造成工事(同)▽市道田結1号線道路改良工事▽送水管布設工事―を、19年度は▽市道田結1号線道路改良工事▽産業団地内道路舗装工事▽産業団地内上水道布設工事▽外周フェンス設置工事―などを予定する。
完成時期は19年度(分譲地A造成は18年度)を目指す。事業費は約24億円(工事費15億円、用地購入費7億9000万円、測量設計費1億円)。分譲対象業種に製造業、道路貨物運送業、倉庫業、こん包業および卸売業などを想定。