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日刊建設タイムズ社
2017/12/20

【千葉】整備費約42億円、延べ4510u/木更津市火葬場建て替え/基本計画案を策定/来月5日からパブコメ

 木更津市は、19日に開いた市議会全員協議会で「卸売市場整備に向けた基本方針策定」の取組状況を報告した。それによると、市場関係者等の意見・要望を集約するため、本年11月に市場内事業者、千葉県、近隣3市(君津市、富津市、袖ケ浦市)、木更津市を構成メンバーとする検討会議を設置し、基本方針の策定を進めている。
 検討会議は11月の1回目の会議で、基礎調査を踏まえた課題や基本方針の方向性を検討。1月の第2回会議で市場の機能・規模及び整備・運営手法を検討し、基本方針の素案をまとめる。その後、議会に説明し、2月にパブリックコメントを実施。3月の検討会議で基本方針をまとめ、3月末に公表する予定。基本方針は▽市場の持つべき機能・規模▽整備・運営の手法▽事業スケジュール――などを柱にまとめる予定。
 計画策定業務はアイ・エス・エス(東京都港区南麻布5―2―32)が担当。マーケット調査やアンケート調査、関係事業者への意向調査などを実施しており、年内に調査結果をとりまとめる予定。
 同市場は1969年11月に開設。君津地域を供給圏とする拠点市場として管理運営を行っているが、開設以来45年以上が経過し、施設の老朽化が著しく、主要施設の耐震診断で耐震性が確保されていないことが判明。また、近年の大型量販店の増大や消費者ニーズの多様化等の社会情勢の変化により、市場外取引の拡大が進展。さらに、近隣の生産者や小売業者の高齢化等により、市場の取扱高は減少傾向にある。
 このような状況の中、市場機能を維持し、市場の活性化を図り、市民サービスの向上を図るため、市場の再整備及び運営手法などの調査・研究を行い、市場再整備に向けた基本方針を策定することとした。
 市場の所在地は新田3―3―12地先。敷地面積は3万5469u。主な施設は青果部卸売場3918u、水産物部卸売場1680u、青果部買受人組合事務所116u(3組合)、管理庁舎248u、倉庫535uなど。k_times_comをフォローしましょう
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