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建通新聞社
2017/12/20

【大阪】大阪モノレール 詳細設計着手へ

大阪府都市整備部は、大阪モノレールの延伸事業で2018年度、基本・詳細設計や、事業認可に向けた図書作成などを進める方針だ。同部では、これらの事業費として3億7400万円を18年度当初予算に要求している。駅舎構造や計画位置などを決める構造物基本設計の公募型プロポーザルは公告済みで、12月27日に選定結果を公表する予定。
 延伸事業の区間は門真市駅〜近鉄奈良線(東大阪市瓜生堂付近)との接続部の延長約9`。途中、▽地下鉄長堀鶴見緑地線の門真南駅付近▽JR学研都市線の鴻池新田駅付近▽近鉄けいはんな線の荒本駅付近▽東大阪市瓜生堂の近鉄奈良線付近―の4カ所に新駅を設置する予定だ。瓜生堂には車庫を設ける。18年度当初予算には、基本・詳細設計費などで3億1000万円、事業認可図書作成費などで6400万円を要求している
 今後のスケジュールは、18年度に基本・詳細設計などを進める他、都市計画決定、軌道法特許の取得を目指す。19年度に都市計画事業認可と工事施工認可を受けた上で、用地買収と工事に着手、29年の開業を見込む。
 大阪モノレールの延伸事業ではこの他、堺市、八尾市、松原市の3市が堺方面への延伸を府に要望している。ルートは、瓜生堂駅から大阪中央環状線上を南下し、美原北インターチェンジを西進、三国ケ丘駅を通って南海本線堺駅に結着する延長約22`。総事業費は約2000億円を見込む。3市は今後、府と連携しながら詳細を詰めていく方針だ。