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日本工業経済新聞社(山梨)
2017/12/19

【山梨】現地含め周辺で模索 甲斐市の双葉西保育園建て替え

 甲斐市は、老朽化が見られ保護者からも建て替え要望がある双葉西保育園について、現地周辺における整備を検討している。市議会第4回定例会の一般質問で保坂武市長が答えた。
 有泉庸一郎議員は公立保育園整備を取り上げ、民設民営などの手法で推進するなかで、建築から37年が経過し、建物の老朽化や運動場が手狭とする双葉西保育園について今後の取り組み予定を質問した。
 これに保坂市長は、施設の老朽化は承知しており、将来計画協議会においても大規模改修の計画となっていることを踏まえて「保護者や地元住民からは建て替えを望む声を聞いている。現在地周辺での建て替え整備について、国の動向を注視して早々に対応したい」との意欲をにじませた。
 続く「整備にあたっての保護者の声は」「周辺での敷地確保は」との質問に、小宮山正美子育て健康部長は「アンケートで『新しくしてほしい』『広い園庭で遊ばせたい』との意見をもらっている」「現地建て替えを含めて検討中」と返答。
 「国の動向注視とは補助金活用のことか」との問いには、「施設・運営に対する補助金はないが、国は子ども子育て支援に力を注ぐ方針なので、整備に有利な補助金があれば積極的に活用する」と答弁した。
 双葉保育園はRC造一部2階建て延べ841u規模。1981年3月竣工で耐震基準はクリアしているものの、経年劣化による建物の傷みが見られるとされている。