伊藤ハムはこのほど、連結子会社であるサンキョーミート有明ミート第1工場内に「豚と畜・カットライン」施設を増設すると発表した。現工場=写真=の約4割の生産能力増を計画し、今月中にも建物規模等を固める。2018年5月の着工、19年4月の稼働を目指す。設備投資額は約40億円を見込んでいる。
建設地は、志布志市有明町野井倉6965の現工場隣接地を活用。新工場の生産能力は年間約47万頭で、完成後には現工場とラインをつなげる予定。
サンキョーミートは、1981年9月に設立され、と畜場の経営・食肉および食肉加工品の製造・販売を実施。今後、需要の増加が見込まれることから生産能力を拡張し、豚肉の処理頭数約4割増やすとともに生産性の向上を目指す。また、水使用量も、現行設備と比べて豚1頭当たり約4割削減し、環境負荷の低減も図る。