日置市は、第2次総合計画に基づく2018年度の実施計画案をまとめた。日吉地域の学校再編に伴い、(仮称)日吉義務教育学校整備に向けた設計等を新規で盛り込んだほか、閉校する4校で地区公民館機能を移すための大規模改修も計画。公園施設では、吹上浜公園人工芝サッカー場の実施設計と工事発注、伊集院総合運動公園の陸上競技場改修設計も予定している。
実施計画案は、このほど開かれた総合計画審議会で「おおむね妥当」と答申された。
日吉義務教育学校は、日置(旧扇尾含む)・住吉・日新・吉利の4小(児童数約190人)と日吉中(生徒数108人)を統合し、9年間の義務教育課程を一体化。現段階では日吉中を活用して整備する方針で、既存施設を生かしつつ敷地内での新校舎建設も視野に入れる。今後、必要面積等を詰め、状況が整えば18年度から基本・実施設計に着手。19年度以降に工事発注する見通しだ。閉校に伴い、地区公民館機能を移すための大規模改修(工事費各2000万円、設計費各200万円程度)も計画中。
公園施設では、基本設計(担当・大福コンサルタント)に入っている吹上浜公園人工芝サッカー場の実施設計と工事発注を予定。伊集院総合運動公園の陸上競技場改修設計や東市来運動公園野球場のスコアボード改修等も盛り込んでいる。
道整備交付金事業では、前原線や皆田上野線、中津吹上停車場線など新規11路線、公営住宅は小諏訪原、温泉中央団地の改修設計や八久保住宅の改修、東市来地域の水洗化設計などがある。
消防施設では、消防署庁舎の増築、吹上の湯之元分団(RC造2階建168u)と日吉の南分団(同153u)では車庫・詰所の新築を計画している。