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鹿児島建設新聞
2017/12/20

【鹿児島】鹿児島市谷山駅周辺土地区画整理 事業費は12億円

鹿駅 鹿児島市は、谷山駅周辺地区土地区画整理事業で、JR谷山駅北側の永田川沿いに区画道路擁壁整備を追加することを明らかにした。延長は540mで擁壁高さは約5.7m、区画道路は幅員6m。2018年度に着工し、21年度には完成させ、22年度に隣接する宅地造成に入る。総事業費は約12億円を見込んでいる。15日開かれた市議会常任委員会・建設委員会に当局が報告した。

 整備予定地は現在、幅員3〜4mの河川管理用通路となっており、区画整理で車両制限のない幅員6mの区画道路を計画していた。東日本大震災後、耐震設計に関する考え方が見直されたことを踏まえ、道路擁壁整備を追加することになった。区画道路は一部旧道を残し、西側へは都市計画道路南清見諏訪線、東側は都市計画道路海岸通線(国道225号)へつなげる。
 また、擁壁整備に伴って同地区土地画整理事業の資金計画を2億3500万円増額し、246億800万円。施行期間を5年延伸し、2024年度までに変更する。工事概成は22年度まで延長する。

■鹿駅舎デザイン変更
 自由通路にメンテデッキ追加

 鹿児島駅周辺都市拠点総合整備事業では、同駅利用者や地域住民等を対象とした意見聴取を踏まえ、詳細設計の中で駅舎等のデザイン案を変更するとともに、自由通路の外部にメンテナンスデッキを追加した。通路幅員3mは現状のままで構造体幅を6mに拡張。2018年1月4日から2週間にわたる案の縦覧等を経て、同年2月下旬には都市計画変更や事業認可取得を目指す。
 駅舎デザインは、自由通路部分の格子ラインを太くするなど、大正時代の駅舎に近づけた。このほか、側面も白壁と黒い格子状ラインを採用した。
 また、駅舎内部の天井は、正面の半円ガラスの形態から連続した曲線で薩摩切子をイメージ。壁面には石調タイルの腰壁を施す。
 新駅舎と自由通路は19年度着工を予定している。

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