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　京都府は、京都市左京区下鴨の北山文化環境ゾーンに集積する文化施設等をつなぐプロムナード（遊歩道）と広場の整備を計画。近く測量に着手する。
　府は旧総合資料館や植物園などが集積する北山地域を「北山文化環境ゾーン」に位置づけ。府立大学下鴨キャンパスの北側に府立医科大学、府立大学、国立大学法人京都工芸繊維大学の３大学の教養教育共同化事業の拠点施設「稲盛記念会館」を26年９月に完成させた。また新しい総合資料館として京都コンサートホールの南側に「京都府立京都学・歴彩館」を建設し、29年４月28日にグランドオープンさせた。
　旧総合資料館（28年９月14日閉館）の跡地の有効活用等を検討する北山文化環境ゾーン未来構想委員会を28年１月に立ち上げ。舞台芸術施設、デザインセンター、京都の文化資料の展示施設の３つの機能をイメージし、それらを統合した総合芸術センターの必要性などを議論してきた。
　植物園、陶板名画の庭、旧総合資料館、歴彩館、府立大学の府施設のほか、京都コンサートホール（京都市立）も含め、文化・教育施設の連携に向け、広場やプロムナードを整備する計画。
　府は測量（基準点測量60点、路線測量０・４２�q、地形測量０・０５８ｋ�u）を行う関連業務を12月15日に指名競争で通知。12月26日に開札し担当業者を決める。工期は30年３月30日まで。
　なお府は28年11月に北山文化環境ゾーン広場・プロムナード整備（医大グラウンド及び北未利用地）積算等業務を一般財団法人京都技術サポートセンター（京都市上京区）で実施。その後、北山文化環境ゾーン広場・プロムナード整備工事（医大グラウンド及び北未利用地）は29年３月入札で山川土木工業（京都市伏見区）が落札した。