徳島市は、小学校30校の空調整備について、残る15校の実施設計の委託先5者を決めた。いずれも2018年3月15日までの期間で業務を進める。前回の15校の実施設計については、7月に委託先を決め、10月末までの設計期間で業務が進められていた。これら30校の整備については、18、19年度の年度ごとの工事を目指しており、今後各年度の整備対象校を固め、予算要望など必要な準備を進めていくことにしている。
業務は前回と同様3校単位で外注。普通教室・特別教室などに個別式空調機(電気式パッケージエアコン方式)の設置、各教室を集中管理できるリモコンの設置、受変電設備の更新または改修、動力配線等の電気工事の各設計を行う。
業務5件と15校の内訳は、「八万南小学校外2校」が八万南、方上、宮井。「加茂名小学校外2校」が加茂名、北井上、南井上。「富田小学校外2校」が富田、津田、上八万。「新町小学校外2校」が新町、城東、助任。「内町小学校外2校」が内町、千松、不動。
新設は普通教室が15校239室、特別教室が11校18室。設置済みの既設空調更新が13校44室。また、空調機設置もしくは電源送りのみの教室が12校30室となっている。この他キュービクル更新の学校が12校、キュービクル改修・トランス改修の学校が3校となっている。
なお、全30校の整備は2期に分けて18、19年度に実施される予定だが、市(教育委員会)はまだ対象校の整備年度を示しておらず、必ずしも前回の対象15校が18年度の、今回の業務対象校がそのまま19年度の整備対象になるわけではないもよう。いずれにしても今後は、今回の15校の設計を進める一方、18年度の整備対象校を固め、建設事業費の確保に向けた作業を進める。順調なら19年度末までに全ての小学校で整備を完了させることにしている。
今回の業務5件(15校)の委託先と業務概要などは次の通り(対象教室数は増減する可能性あり)。
▽八万南・方上・宮井−岡設備設計(徳島市)。八万南は普通教室20室の新設と既設更新9カ所、空調機設置もしくは電源送りのみ3カ所、キュービクル更新。方上は普通教室9室の空調機設置とキュービクル更新。宮井は普通教室6室と特別教室1室の空調機設置、既設更新1カ所、キュービクル更新
▽加茂名・北井上・南井上−よしだ設備(徳島市)。加茂名は普通教室18室と特別教室1室の空調機設置、空調機設置もしくは電源送りのみが3カ所、キュービクル更新。北井上は普通教室9室と特別教室1室の空調機設置、既設更新4カ所、キュービクル更新。南井上は普通教室14室と特別教室1室の空調機設置、既設更新3カ所、空調機設置もしくは電源送りのみ1カ所、キュービクル更新
▽富田・津田・上八万−小賀野設備設計(徳島市)。富田は普通教室14室、特別教室2室の空調機設置、既設更新2カ所、空調機設置もしくは電源送りのみ4カ所、キュービクル更新。津田は普通教室27室と特別教室1室の空調機設置、既設更新1カ所、空調機設置もしくは電源送りのみ3カ所、トランス改修など。上八万は普通教室16室と特別教室1室の空調機設置、既設更新2カ所、空調機設置もしくは電源送りのみ3カ所、キュービクル更新
▽新町・城東・助任−エーシーイ設計(徳島市)。新町は普通教室5室の空調機設置、既設更新4カ所、空調機設置もしくは電源送りのみ1カ所、キュービクル更新。城東は普通教室16室の空調機設置、既設更新7カ所、空調機設置もしくは電源送りのみ5カ所、トランス改修など。助任は普通教室30室と特別教室2室の空調機設置、既設更新5カ所、空調機設置もしくは電源送りのみ2カ所、キュービクル更新
▽内町・千松・不動−AUS設計室(徳島市)。内町は普通教室13室と特別教室3室の空調機設置、既設更新2カ所、空調機設置もしくは電源送りのみ1カ所、キュービクル更新。千松は普通教室34室と特別教室4室の空調機設置、既設更新3カ所、空調機設置もしくは電源送りのみ3カ所、トランス改修など。不動は普通教室8室と特別教室1室の空調機設置、既設更新1カ所、空調機設置もしくは電源送りのみ1カ所、キュービクル更新
提供:建通新聞社