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建通新聞社(中部)
2017/12/18

【岐阜】岐阜羽島衛生施設組合 次期ごみ処理施設基本計画案

 岐阜羽島衛生施設組合(岐阜市、羽島市、岐南町、笠松町で構成)は、羽島市内に建設する「次期ごみ処理施設」の基本計画案をまとめた。建設にかかる概算費用は134億〜143億円。今後は2018年度から環境影響評価を行い、19年度以降に施設の基本・詳細設計やPFI導入可能性調査などを行う。事業者選定を22年度の早期に行い、24年度に工事着手する見通し。稼働は28年度を目指す。
 計画案によると、ごみ処理施設の規模は日最大132d。人口減少などに伴い岐阜市境川にある既存のごみ処理施設より若干小規模となる(旧ごみ処理施設は日最大180d)。
 構造は未定だが、ごみ処理棟、管理棟、計量棟、ストックヤードなどで構成する。建設地は福寿町平方地内の平方第2土地区画整理事業の保留地約3f。ごみ処理方式は焼却とガス化溶融。焼却施設はストーカ式と流動床式、ガス化溶融施設はシャフト炉式と流動床式を採用する。また焼却の際に発生する余熱は発電に利用する。熱交換設備は廃熱ボイラ方式を採用し、エネルギー回収率16・5%以上を目標とする。
 基本計画策定作業は、エイト日本技術開発岐阜事務所(岐阜市)に委託しており、案を12月17日に地元住民らに説明した。今後パブリックコメントなどを経て18年3月末までにまとめる。

中見出し:既存施設は18年度に解体工事
 一方、境川にある既存施設については18年度に解体工事を発注する。現在、設計を中日本建設コンサルタント岐阜事務所(岐阜市)で進めており、12月末までにまとめる。
 規模は鉄筋コンクリート造7階建て延べ5556平方b。設備は、ごみ計量機2基、ごみ投入扉4基、給じん装置3基、流動床式焼却炉3基など。
 所在地は岐阜市境川5ノ147。
 解体後の跡地の利用方法は今のところ未定としている。

提供:建通新聞社(2017/12/18)岐阜羽島衛生施設組合の次期ごみ処理施設