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北陸工業新聞社
2017/12/16

【福井】参加資格見直しなど進む/小浜警察署新庁舎建設/県警

 福井県警察本部は小浜市遠敷で計画する小浜警察署新庁舎について、9月の建築工事の入札が不調に終わったことを踏まえ、入札の参加資格を見直すなど、発注方法の詳細を詰めている状況だ。
 15日開催の県議会予算決算特別委員会で明らかにしたもの。
 答弁ではまず、「18年度末の完成を目指して手続きを進めてきたが、最近の材料費高騰や人手不足のため、入札不調となり、工事が延期、新庁舎の建設が半年程度遅れることになった」と説明。
 そのうえで、「府県境に位置する小浜警察署は、防犯や防災の拠点として非常に重要で大きな役割を果たしており、その建て替えは急務」と強調。「現在、入札の参加資格を見直すなど、発注方法の詳細を詰めているところ。新庁舎の早期建設に向け、万全を尽くしたい」と述べた。
 現庁舎の老朽化や耐震性、浸水の恐れなどを考慮した結果、捜査基盤や災害対応力を強化し、若狭地域の治安を守る拠点として小浜市遠敷9号10番1他3筆に移転新築を図るもので、計画によると、新庁舎の規模は、RC造4階建て延べ3349・96平方メートル。外観には小浜の町屋風景に見られる格子や庇のイメージを取り入れた。
 設計業務については、福井県建築設計監理協会が担当。
 なお、今年度当初予算では8785万1000円を計上するとともに、限度額16億6913万円の債務負担行為(18年度)を設定している。

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