日本工業経済新聞社(茨城)
2017/12/15
【茨城】桜川市が12月補正予算案に長方・大和駅北開発の調査設計継続費
桜川市の12月補正予算案が市議会定例会で承認された。主なものでは、桜川筑西IC周辺地区開発で調査測量設計委託料として3カ年継続費2億6815万4000円を措置したほか、長方・大和駅北地区開発で測量・詳細設計・改良工事に2カ年継続費6776万6000円を設定した。このほか開発を停止している岩瀬工業団地について、進入路を整備するため、土地購入費3220万6000円を盛り込んだ。
北関東自動車道の桜川筑西IC周辺地区開発は、IC周辺の長方・高森地区を開発するもので、国道50号に面した長方地区を中心に、IC隣接地区やJR大和駅北地区、上野沼周辺地区などの開発を推進している。
このうち長方・大和駅北地区開発では、約31・3haを対象に調整池、公園、道路、水路などの整備に向けて調査測量設計委託料として3カ年継続費2億6815万4000円を設定。年割り額は2017年度0円、18年度2億2893万9000円、19年度3921万5000円。
また、同地区の開発に関連し、国道50号と基幹道路の交差点整備に2カ年継続費6776万6000円(17年度=2000万円、18年度=4776万6000円)を措置。このうち約5000万円を工事費に配分する。
継続費ではこのほか、鎌倉街道跡遺構・地形等測量委託に2カ年1525万円(17年度=0円、18年度=1525万円)、「桜川のさくら」調査事業に2カ年502万2000円(17年度=0円、18年度=502万2000円)を設定している。
岩瀬工業団地は、県開発公社が開発を進めているもので、場所は岩瀬体育館「ラスカ」(岩瀬2685―14)の北側に位置する。今回、進入路を整備するため、土地購入費3220万6000円を計上。来年度から整備などに着手していきたい考え。
今補正ではこのほか、10月23日の台風21号で法面が崩壊した平塚地区の市道の修繕に工事費659万9000円を計上。また、DMO関連事業の旧小田部家住宅改修で、傷みの進行に伴い、工事費896万3000円を増額補正した。
なお、一般会計全体では5億8944万2000円を追加し、当初からの総額を194億7409万3000円とした。
補正予算の主な内容は次のとおり。
【総務費】
◆財産管理・修繕=358万4000円
◆庁舎維持管理・修繕=39万5000円
◆企業誘致推進・重機借上=55万円
◆大和駅北地区開発整備・工事=2000万円
◆小田部家管理・工事=896万3000円
【民生費】
◆子どものための教育・保育給付
◇民間保育園施設型給付=5634万6000円
◇民間幼稚園・認定子ども園施設型給付=2592万8000円
◆岩瀬東部認定こども園・修繕=28万1000円
【農林水産業費】
◆園芸振興・産地パワーアップ事業補助金=1億7560万円
【土木費】
◆道路維持・補修用原材料=494万9000円
◆岩瀬工業団地進入路整備・土地購入=3220万6000円
◆都市計画総務・定住促進助成金=470万円
◆住宅管理・修繕=300万円
【消防費】
◆防災無線・修繕=102万3000円
【教育費】
◆中学校管理
◇修繕=210万9000円
◇工事=56万7000円
◆まかべ幼稚園・修繕=26万7000円
【災害復旧費】
◆道路橋梁災害復旧・工事=659万9000円
【農業集落排水事業特別会計】
◆農業集落排水施設管理
◇修繕=1388万3000円
◇工事設計委託=500万円