日本工業経済新聞社(茨城)
2017/12/08
【茨城】ひたちなか市が下水センターの水処理設備を増設へ
ひたちなか市下水道課は、市下水浄化センター(三反田5812)の水処理設備増設に着手する。本年度は実施設計業務を鞄水コン(東京都新宿区)へ委託。2018年度から2カ年で工事を実施する。
同センターは1980年から供用を開始。家庭・事業場などから排出された汚水を集め、汚水中の汚濁物質を微生物の働きによって分解させる活性汚泥法により処理し、那珂川に放流している。施設の敷地面積は4万8600u。
今回の工事で増設するのは、分流沈砂池の分流ポンプ、エアレーションタンク内部の装置、最終沈殿池の掻き寄せ機。施設を増設することで、徐々に増加した流入水量に対応する。
エアレーションタンクと最終沈殿池については躯体のみ先行して整備を済ませており、今回の工事で設備を設置する。設計は年度内にまとめて、2018〜19年度で工事を行う。
なお、設計事業者の選定に当たっては8月9日に一般競争入札を執行。日水コンが1280万3000円(税抜き)で落札した。