名古屋市子ども青少年局は、あけぼの学園の改築に向けて、2018年度の予算に3億8100万円を要求している。工事は18〜19年度の2カ年度で進めるとしており、19年度の債務負担行為として限度額13億3300万円を併せて設定する。この他、公立保育所の移転改築にも3億8800万円の予算を要求している。
あけぼの学園は、知的に障害のある児童らを対象に、生活に必要な技能を伝えるための施設。児童らの生活と学習、双方の機能を満たす施設を整備する。建設地は名古屋市天白区植田山2ノ101他。基本・実施設計を山下設計中部支社(名古屋市中区)が担当した。
当初は17年度の着工を目指していたが、窓ガラスや床などで安全性に配慮するため、設計期間を延長。18年度から工事に着手することにした。新施設の規模は、鉄筋コンクリート造2階建て延べ約4600平方b程度を想定している。
公立保育所については、正色第一保育園で解体工事、如意保育園で移転改築を予定。3億8800万円の予算を求めるとした。
この他、同局の工事関係の予算要求では、上飯田児童館のセミリニューアル改修に向けた設計に500万円を求めている。改修は19年度を予定している。
また、とだがわこどもランドを対象に天井など落下防止対策を実施するため、300万円の予算を要求。つり天井の対策設計を行う。
提供:建通新聞社