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建通新聞社(東京)
2017/12/14

【東京】東京消防庁 馬込出張所改築に18年度着手

 東京消防庁は2018年度の出張所整備として、馬込出張所の移転新築工事に着手するとともに、空港分署と花小金井出張所の改築に先立つ仮庁舎の整備工事を実施する。いずれも老朽化し、手狭になっている既存庁舎への対応策として、当初予算で事業費の確保を要望している。
 大森消防署馬込出張所(大田区南馬込1ノ53ノ4)は、同出張所の家族寮(南馬込5ノ2)を取り壊して新たな出張所の用地を確保するとともに、同家族寮に隣接する都総務局の職員寮も解体して敷地面積を全体で2236平方bに拡大。ここに鉄骨鉄筋コンクリート造6階建て延べ3280平方bの建物を新築し、16世帯分の家族寮を併設する。17年度に老朽化した既存施設の解体を実施しており、18〜20年度の3カ年で新築工事を進める。設計は綜企画設計(千代田区)が担当した。
 蒲田消防署空港分署(大田区羽田空港1ノ1)は、鉄骨鉄筋コンクリート造5階建て延べ1554平方bの規模で改築。車庫や資機材庫、事務室、仮眠室、更衣室などを配置する。17年度中にアサノ大成基礎エンジニアリング(台東区)で設計作業を完了させ、18年度に仮庁舎を設置して機能を移転。19年度に既存施設を解体して20〜22年度で新庁舎を建設し、完成後に仮庁舎を解体する考え。
 花小金井出張所(小平市花小金井6ノ12)の改築規模は鉄骨鉄筋コンクリート造3階建て延べ1041平方b。マルタ設計(千代田区)で進めている設計作業を17年度中に取りまとめ、18年度に仮庁舎の設置と既存建物の解体を実施する。この進展を踏まえ、19〜20年度の2カ年で本体工事と仮庁舎の解体工事を行う。

提供:建通新聞社