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日本工業経済新聞社(山梨)
2017/12/12

【山梨】足立参議院議員が国政報告

 足立敏之参議院議員(自由民主党)と自民党県連、県建設業協会幹部による懇談会が11日、笛吹市内で開かれた。県建協は大型補正予算の必要性を要望。足立議員は、国政の場で補正予算の確保に取り組んでおり、山梨県の安全・安心の確保、豊かで暮らせる環境づくりに全力を尽くしていくと述べた。
 県建協の浅野正一会長はあいさつで、地方の建設業の厳しい経営環境に触れ、「これ以上の予算削減は、災害時の対応も難しくなり、地方が疲弊してしまう」と指摘。さらに、最近の自然災害の状況に触れながら「山梨県に必要な公共事業予算、補正予算の確保をお願いしたい」と期待を寄せた。
 来賓の森屋宏県連会長は、直近の事業、将来の事業を着実に進めていることが重要と述べ、足立議員、さらに県建協の活躍に期待を表した。
 国政報告で足立議員は、国土交通委員会で1兆円規模の補正予算の確保に努めており、さらに当初予算の増額を訴えていることを紹介。
 さらに、地元建設業界の景気調査で、2012年度に2・4兆円の大型補正予算があった際には「良い」となり、大型補正の景気への好影響を指摘。「大型補正を編成しないと景気は上向かない。補正の確保に努めている」と述べた。
 「県内でも中部横断道の建設や水害対策など、やならければならない公共事業は、たくさんあります。これからも、山梨県の安全・安心の確保、県民が豊かで暮らせる環境づくりに全力を尽くしていきたい」と述べ、出席者に支援と協力を求めた。