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建通新聞社四国
2017/12/12

【香川】善通寺綾歌線中方橋 年明けにも旧橋撤去等

 香川県土木部は、2015年9月に台風11号による大雨で甚大な被害を受けた県道善通寺綾歌線中方橋(丸亀市川西町南他)の復旧と架け替え工事で、東側の4径間、橋長147・5bの橋梁架設がおおむね完了することから、年明けにも下流右岸側にある仮設橋を上流左岸側に移設。西詰め交差点との取り合い工事と旧橋とのつなぎで通行経路を仮設橋側に確保した上で、旧橋撤去工事を債務負担で17年度内に発注し18年度早期に工事着手。台風などの出水期までに完了させる考えだ。11月県議会環境建設委員会で明らかにした。
 新中方橋は橋長319b、総幅員10・5b(車道「路肩を含む」3・5b×2車線、歩道片側2・5b。防護柵1b)。全体8径間で下部工は9基(橋台2基、橋脚7基)、上部工の形式は2径間連続非合成鋼鈑桁。
 このうち東側4径間、橋長147・5bの下部工5基(橋脚4基、橋台1基)が完了。上部工も橋面舗装と照明灯工事を進めている段階。
 中方橋は1級河川土器川に架かる、上流側3径間連続桁のRC造T桁橋、下流側は鈑桁の18径間、橋長316b。幅員8・8b(高欄を含む)、車道6・5b(路肩)、片側1車線の2車線、歩道は1・5b。上流側は1949年、下流側は71年に竣工。台風11号大雨の影響による土器川の増水で橋脚1基が傾き、橋桁に8aの段差が生じるなど、一時通行止めにした。
 その後、応急復旧工事後に災害復旧や防災・安全社会資本整備交付金、県の単独事業費などを投入し、架け替え工事などの全面復旧を進めている。
 東側4径間に続く西側5径間の架け替え工事は、18年度以降に予算措置の範囲で順次、進める見込み。

提供:建通新聞社