施工体制確認型総合評価・契約後VE 九州地整 岸壁工初弾を公告 九州地方整備局は8日、佐世保港浦頭地区国際クルーズ拠点整備について、直轄初弾となる岸壁築造工事を公告。申請書および技術提案書等は11日から18年1月11日まで受け付ける。入札締め切りは2月23日午前11時、開札は同28日午前9時45分。
工事名は『平成29年度佐世保港(浦頭地区)岸壁(マイナス10b)築造工事』(工事場所―佐世保市針尾北町地先)。工事内容は共通工一式、本体工〔鋼杭式/鋼管杭(φ1100、L=26・92〜27・92b)28本〕、ジャケット製作(L67・5b×B20・0b)2基、ジャケット運搬・据付(1基あたり313d、315d)2基、付属工一式で、工期は2019年3月20日まで。
参加資格としては、JV代表者または単体有資格者は港湾土木の客観点が1150点以上、構成員は950点以上であることや、02年以降の海上作業船を使用したジャケット据付工事実績などを求める。詳細および入札説明書については入札情報サービスHP(http://www.pas.ysk.nilim.go.jp/)を参照。
同事業については今年1月、国土交通省の「官民連携による国際クルーズ拠点形成港湾」に選定。選定から1年足らずで初弾公告という進捗を見せた。
同地区では国とクルーズ運航会社「カーニバル・コーポレーション&PLC」、佐世保市が連携し、14万トン級(計画)のクルーズ船に対応する桟橋や国際旅客ターミナルビルなどを整備。カーニバル社が地元物産品の販売所を併設する旅客ターミナルビル建設、佐世保市は屋根付き通路と駐車場などの整備、国が岸壁(▲10b)370bと泊地(同)の整備を実施する計画で、総事業費は約65億円、このうち港湾整備事業費が約53億円。2020年の供用開始を目指す。