北陸地方整備局金沢河川国道事務所、東部環状道路建設促進協議会(会長・山野之義金沢市長)の主催による「国道159号金沢東部環状道路(神谷内〜東長江)4車線化開通式」が9日、金沢星稜大学稲置記念館で開かれ、事業主体の北陸地方整備局はもとより、谷本正憲知事、山野市長、地元町会、施工業者らが開通を祝った。
北陸地方整備局の小俣篤局長は「今回の4車線化により市街地へのアクセス性が向上し、東長江付近の交通渋滞緩和が図られ、地域の発展に貢献すると期待している。今後も地域の皆さんの期待に応えられるよう残る神谷内〜梅田間の整備に全力で取り組む」とあいさつ。谷本知事は、同局が今年度から取り組む月浦〜神谷内の4車線化工事の早期完成に期待感を表明したほか、「月浦〜今町間がまだ残っている。一刻も早い4車線化開通を願う」と述べた。来賓の馳浩衆議院議員、岡田直樹、山田修路の両参議院議員、米澤賢司県議会議長が祝辞を述べ、山野市長は謝辞の中で「北陸新幹線開通後、この道路の重要性はますます高まっている」と4車線化整備の重要性を強調した。
今年、全線暫定開通10周年を迎えた金沢東環(金沢市今町〜鈴見間、延長9・4キロ)の4車線化を巡っては12年に東長江〜鈴見間2・4キロが開通済み。今回、開通したのは神谷内〜東長江間の延長1・8キロで、路線中には御所および神谷内トンネルが整備された。