中野区は▽みなみの小(中野新明小・新山小を統合)▽美鳩小(大和小・若宮小を統合)▽桃園小・向台小―の3校の新校舎整備に伴う基本設計案をまとめた。いずれも2018年1月に基本設計を固め、19年2月をめどに実施設計を完了させる。3校ともに、図書室とコンピューター室の一体的活用、上履きを使用しない「一足制」に対応した昇降口や人工芝による校庭整備の他、図書館を地域開放型の施設とすることなどを設計案に盛り込んでいる。
みなみの小の新校舎は、鉄筋コンクリート造一部鉄骨造4階建て延べ9970平方bの規模で、中野神明小(弥生町4ノ27ノ29、敷地面積9023平方b)の校地に建設する。また、美鳩小の新校舎の規模は鉄筋コンクリート造一部鉄骨造3階建て延べ9913平方b。大和小(大和町4ノ26ノ5、敷地面積1万0885平方b)の敷地に設ける。
両校ともに、17年度末に既存校舎の解体から工事に着手して、20年度の完成を予定している。
残る桃園小・向台小の新校舎は、鉄筋コンクリート造一部鉄骨造4階建て延べ9955平方bの規模を想定。屋上に25b×13bのプールなどを配置する。桃園小(本町3ノ16ノ1、敷地面積1万0220平方b)の既存校舎を建て替える形で改築し、19〜20年度にかけて、既存校舎の除却と新校舎の建設を進める。21年度に新校舎の供用を開始する予定だ。
設計業務は、みなみの小がINA新建築研究所(文京区)、美鳩小がAIS総合設計(港区)、桃園小・向台小を山下設計(中央区)にそれぞれ担当している。
提供:建通新聞社