高知県林業振興・環境部は、高知市五台山の牧野植物園にファミリー園(仮称)とスタディ園(仮称)を整備するため、12月補正予算案に1384万円を計上し、2018年度までの債務負担行為として5億1267万円を設定している。来年1〜2月に一般競争入札を公告する予定。担当の環境共生課が電子入札システムに対応していないため、紙入札となる。
ファミリー園の広さは約1万4000平方b。子どもから大人まで植物に囲まれ自由に走り回ることができる芝生広場、多様な植栽、太平洋が一望できる展望デッキ、東屋・ベンチなどの休憩施設、トイレ、バリアフリー園路などを整備する。
スタディ園の広さは約9000平方b。有用樹林や畑、茶畑、ドングリ園、広場、手洗い場、ベンチなどを整備し、学校の校外学習に活用できるフィールドとするなど、子どもたちが植物に触れる機会を増やし、参加体験型学習プログラムの場とする。
県では来年開園60周年を迎える牧野植物園の磨き上げ事業として、両園を整備。同時に進める夜間開園の拡大と合わせ、来園者数の増加を目指す。
両園の測量設計はウイン(大阪府豊中市)が担当。
提供:建通新聞社