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建通新聞社
2017/12/08

【大阪】はびきの医療C DBで18年度に基本設計

大阪府立病院機構は、大阪はびきの医療センター(旧大阪府立呼吸器・アレルギー医療センター)の建て替えについて、2018年度に基本設計に着手する方針だ。整備にはデザインビルド方式を採用し、20年度の工事着手、22年度中の開院を目指す。
 同機構がまとめた中間報告案によると、新病院の延べ床面積は、外来部門2575平方b、病棟部門7926平方b、診療部門4641平方b、その他1万8319平方bの計3万3461平方b。
 地下1階地上8階建てで構成し、地下には搬入ヤードや霊安・解剖室、1〜2階に外来・救急部門、3階に手術室やICUなど、4〜8階にNICUや分娩室を含む病棟を配置する。病床数は405床(一般・第2種感染症・結核)を想定している。
 概算事業費は約156億円を見込む。内訳は工事費が130億5000万円、設計費などが6億5000万円、撤去費が9億円、医療機器が10億円。
 既存施設は▽高層棟(鉄骨一部鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上12階建て延べ2万4822平方b)▽管理診療棟(鉄筋コンクリート造地下1階地上3階建て延べ1万2244平方b)▽放射線治療棟(同造2階建て延べ402平方b)―などで構成している。
 同医療センターは、建設後約45年が経過し、施設と設備の老朽化が進んでいる。過大な維持管理コストがかかる他、医療高度化への遅れが懸念されることから改築することにした。場所は羽曳野市はびきの3ノ7ノ1。