日本工業経済新聞社(山梨)
2017/12/07
【山梨】実施設計を公表し市民に説明 中央市の増設庁舎
中央市議会は5日開会し、田中久雄市長は提出議案の説明とともに行政報告を行った。設計を進めてきた増設庁舎については全体像を議会に示し、広報で公表するとしている。
事業費の抑制を念頭に、庁内委員会などで検討してきた増設庁舎の実施設計はこのほどまとまり、本定例会で議員に報告。市民に対しても1月の広報にて内容を明らかにする考えを示した。
また、敷地外に整備する駐車場に関しては、最終的な取得に向けて交渉を続けていくとしている。
昨年度に策定した公共施設等総合管理計画は、次の段階の個別計画に移ったとして、施設所管各課とのヒアリングを実施中。適切配置や財政負担の軽減・平準化、民間活力の導入を考慮して具体的な方向性を定めていく。
さらに、来年度の予算編成方針としては、社会保障費の増加とともに、庁舎や田富北小学校移転、給食センター、都市公園など大型事業による歳出増加を踏まえ「事業の着実な推進と行財政需要を的確に把握した施策が展開できるよう編成を進める」と述べている。